現在日本のマンドリン合奏ではマンドリン1、2部、マンドラ、ギターの4部編成が主体であり、大型の合奏ではこれにマンドロンチェロ、コントラバスの入った6部編成となっている。弦楽合奏のため人員は特に決まっていない。管楽器の入ったマンドリンオーケストラの編成では定着した形のものはない。
また、1960年~1970年代は学生団体を中心に大型のマンドリンオーケストラもあり鈴木静一などが管楽器や打楽器を含む作曲を行っていた。最近は学生のマンドリン人口が減少していることもあり、大編成の曲は作曲されることも聞くことも少なくなった。
ギターや吹奏楽ではたくさんの人を集めた演奏が行われているし、三味線や和太鼓など和楽器の大合奏も良く聴かれる。それだけの人、それも一般の音楽好きのお客さんが集まると言うことはその業界(ジャンル)が盛んだと言うことの証だろう。マンドリンの演奏会はマンドリンを弾く人や関係者など内輪の発表会に終わっていることが多いようだ。