ヴァイオリン奏者の石田朋也氏が「ヴァイオリンが分かる!」というコラムを書いていて、この中にヴィオラの事が書かれている。この中で次のようないくつかの指摘はマンドラにも当てはまり、参考になるだろう。
・楽器の大きさをうまく弾きこなすためにヴァイオリン以上に適切な持ち方や弾き方が要求される。
・左手もヴィオラはヴァイオリンよりも弦長が長いため、より手を大きく広げる必要があり、特に第4指の届かない事が多い。
・ヴァイオリン以上に左手のフォームには配慮が必要で、押さえる指の向きが弦に対して直交するのではなく弦に沿って並べるように、また親指の位置も必要以上に深すぎないようにするべき。
・「弦を擦る」ではなく「楽器を響かせる」意識がヴァイオリン以上に必要。充実した厚みのある音を出す事に心がける必要がある。
・楽器を響かせるボーイングと無理の無いフィンガリングによって好ましい音が出るのはヴァイオリンでも同様だがヴィオラではより問題が拡大されて現れる。
マンドラの音域へ