ソロマンドリン ソロカデンツァ

 管楽器や打楽器が通常使われないマンドリン合奏では演奏の変化を付けるために部分的なソロマンドリンの演奏が比較的多く見られる。ソロマンドリンは音量を減らす目的ではなく、個人の性格を演奏に表すことや技術の高さを表現するなどの役割を持っている。
 2人で弾く場合に比較して一人で弾く場合の音量は1/2よりずっと大きいし、合奏の中でも良く聞こえる。

ソロの例

よく知られている。小池正夫の「古戦場の秋」のソロ部分

とてもシンプルな桑原康雄「初秋の唄」

 

協奏曲

 マンドリンには独奏曲が数多くあり、協奏曲もアントニオ・ヴィヴァルディのマンドリン協奏曲 ハ長調 RV.425』や2つのマンドリンのための協奏曲ト長調が知られている。
 古典的な協奏曲では他にもヨハン・アドルフ・ハッセ(Johann Adolph Hasse)のマンドリン協奏曲ト長調、ヨハン・ネポムク・フンメル(Johan Nepomuk Hummel)のマンドリン協奏曲ト長調、ヘルベルト・バウマン(Herbert Baumann)のマンドリンと弦楽のための協奏曲などがある。

第1マンドリンと第2マンドリン