ヨーロッパの歴史と音楽
西洋絵画や音楽にはギリシャ神話や聖書の物語を題材としたものがある。たとえば、アマデイの海の組曲はギリシャ神話を題材としている。L.コーエンのハレルヤには旧約聖書にある古代イスラエル王国二代目の王であるダビデの話、CATSのメモリーはモーセの律法のひとつである申命記の話が背景になっている。イタリアやフランスなどのマンドリン曲にはヨーロッパの歴史的な出来事をテーマとしたものも多い。(図はヨルダン川からカナンの地を眺めるモーセ)
作曲家の生きた時代や境遇、作品のテーマとその背景、エピソードなどを知ることは作品の理解に役立ち、また曲のストーリー展開を考える事は演奏の表現を豊かにもする。なお、ここでの曲の解説やストーリー展開はヴォールテンペリーレンとして調べてみた結果であり、調査不足や独自の解釈もある。引用する場合には注意していただきたい。